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工藤美知尋学院長の日々の所感_日々断章
政治・経済・社会・文化・能・歌舞伎・映画・社会人入試など、多岐にわたる日々の所感をおとどけします。




Vol.607

上野景文氏(聖路加国際大学特別講師)が解説する遠藤周作の『沈黙』

2017.10.05

今年上映された映画の中で最も注目されたのは、米国の巨匠スコセッシ監督が製作した遠藤周作の『沈黙』であった。

この映画『沈黙』を、NHKが特番したのをはじめとして、各新聞や映画評論などはこぞって取り上げていた。

そんな中で上野景文氏が、この映画『沈黙』がどのような問題を提起したのかについて、大変鋭く解説しているので、ここに紹介したい。

上野氏によれば、この映画では幾つか重要な点が欠けていたとしている。
その第一は、世界的巨匠が日本人作家の作品を取り上げてくれたこと自体をありがたがるという、明治の「洋化期」以来の伝統的メンタリティが依然として抜け切っていなかったことがある。

遠藤は作品の中では、主人公ロドリゴをはじめとする棄教者の宗教的苦悩を、「沈黙」を続ける神を背景に置きながら、「信仰とは何か」という根本的テーマに立ち返って問うている。
「沈黙」のクライマックスは、イエス(と目される)の声が、棄教するか否かについて揺れているロドリコに対して、「踏むがいい」との言葉を発した点にあった。

これに対して遠藤は、「イエスはロドリコの棄教を許容した」との筋立てをもって物語を締めくくっている。ところが「キリストが棄教、すなわち背教を許した」という遠藤の大胆な筋立ては、ローマカトリック教会の主流から見たら、「決してあってはならない」ものなのである。
世が世であれば、遠藤の考え方は、火刑に処されるほどの宗教的大罪である。

遠藤が作家人生を通して追求したテーマは、日本人にとって着心地の悪い洋服的キリスト教を、日本人に合う和服的キリスト教に仕立て直すのはどうすればいいかということにあった。

遠藤が着心地が悪いと感じたキリスト教とは、父性的キリスト教、すなわち殉教者は手厚く顕彰する一方で、棄教者は背教者として無慈悲に葬りさる厳格性にあった。
そこには、棄教者も殉教者同様苦しみ抜いたにもかかわらず、無情にも背教者の烙印を押していいものかという根本的問題があったのである。




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